Interview
ソリューション事業部
設計部 西日本設計グループ
Y.N キャリア入社
- 入社年
- 2013年
※所属部署はインタビュー取材当時のものです。
キャリアパス
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入社〜3年目
一級電気工事施工管理技士の資格を活かし、施工管理に携わる。
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4年目〜6年目
主任へ昇格。6年目で設計へ異動、一級管工事施工管理技士を取得。
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7年目〜現在
大和ハウスグループ内、ECOコンテストで省エネ+省コストを実現する複合施設における省CO2改修提案で副社長賞。グループ長へ昇格。
Q1.入社の決め手を教えてください
“この人たちと働きたい”が転職を決めた
技術者としての成長とワークライフバランスの両立を目指して
私が入社を決めたのは、前職の施工管理経験で培ったモノづくりのやりがいと、今後のキャリア、そしてワークライフバランスを両立させたいという思いがあったからです。数ある企業の中から大和エネルギーを選んだ理由は、企画段階からプロジェクト全体を動かせる環境、そして面接で出会った「人」に魅力を感じたことです。
前職では電気設備工事の施工管理として、現場の最前線で多くの経験を積みました。大和エネルギーでの施工管理は「元請け」という立場で仕事をするため、これまでよりもお客様に近い距離で、お客様の要望を施工に反映できると感じ、新しい挑戦をしてみたいと思いました。
そして、最終的な決め手は、「人」に魅力を感じたことです。面接を通じて、私の経験だけでなく、人間性や将来のビジョンを真剣に聞いてくださり、「ぜひ一緒に働きたい」と強く言っていただいたことで、そんな方々と一緒に仕事がしたい、この会社とともに成長していきたい、と強く思いました。この会社でなら、仲間と切磋琢磨し、自身のキャリアを築いていける、と確信しました。入社後は、プライベートでは、子どもの成長も実感できるような余裕もうまれ、モチベーションにつながっています。現在は設計部の管理職として、現場の経験を活かしながら、後輩の育成にも力を注いでいます。
ONE DAY SCHEDULE
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8:00
朝礼
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9:00
営業部との
進捗会議 -
10:00
メンバーの
見積・図面確認 -
12:00
お昼休み
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13:00
工事投入会議
(工事部への引継ぎ) -
14:00
メンバーとの
個別進捗確認 -
16:00
設計部会議
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17:00
メーカー・施工店
との商談同席
Q2.現在の仕事内容を教えてください
チームの総合力で創る「設計品質」
私は現在、省エネルギー事業の設計グループでマネジメントを担当しています。自身は案件を担当せず、メンバーの相談や部門内外の調整・サポートを中心として仕事を行っています。私たちがこだわっているのは「設計品質」です。お客様の課題やニーズを汲み取ることはもちろん、受注後の施工プロセスまで見据えた多角的な視点から、最適なソリューションを導き出しています。「設計品質」の追求には、環境、省エネ効果、コスト、施工のしやすさなど、あらゆる側面を考慮していくことが求められ、実現するためには、営業・工事(施工管理)の協力が欠かせません。とくに設計は営業と工事の中間に位置することから、コミュニケーションを積極的にとり、各担当者が柔軟な提案やアイディアを出せるよう「みんなで一緒に作り上げていく環境づくり」も私の役割の一つだと感じています。
過去には、神戸市内の複合商業施設における空調改修プロジェクトを担当し、ガスの使用量を49%、電気の使用量を14%削減するという高い省エネ効果を達成しました。難易度の高い案件でしたが、初期の設計段階から営業と密に連携し、工事部門とも協力しながら、チームの総合力でお客様の課題解決に応えられたと思っています。
今後もメンバーの専門性や強みを引き出し、一人ひとりが自身の役割を超えて相互にサポートし合うことで、チーム全体のパフォーマンスを向上させる役割を担っていきます。
そして、持続可能な社会の実現に向けて、建物の省エネルギー化で社会を支えていきたいと思っています。エネルギー削減という社会課題に、これからもチーム一丸となって「最高の設計品質」を追求していきます。
Q3.大和エネルギーを通じて得た物はありますか
施工管理職と設計職の経験を活かし、
お客様の期待を超えるソリューション提供へ
施工管理と設計、二つの職種を経験したことで、技術者として大きく成長できたと感じています。前職ではサブコンの立場から電気設備の施工管理を担当していましたが、当社に入社してからは、機械設備にも携わり、太陽光発電設備、蓄電池併設などの案件も経験し、技術と知識の幅が飛躍的に広がりました。私のように複数の職種を経験する技術者も多く、多様なキャリアパスは当社の魅力の一つでもあります。
お客様のエネルギー課題に直接向き合い、多角的な視点から解決策を探る経験を通じて、チームで課題を解決することの重要性を痛感しています。施工管理と設計、両方の視点を持つことで、よりお客様の要望に応えられる技術者になれたと実感しています。
特に、お客様と直接対話する機会が多いことは、技術職として大きな財産です。技術を磨き、提供するだけでなく、お客様の潜在的なニーズを汲み取る力やコミュニケーション能力が一段と磨かれました。「技術者としてお客様と信頼関係を築く」という経験も得られたことも、キャリアにおいて大きなプラスになったと感じています。
これからも、多岐にわたる経験と知識を活かし、お客様の期待を超えるソリューションを提供し続けていきたいです。
Q4.今後の目標を教えてください
任せる勇気が、技術者を強くする
私の目標は、マネジメントを通じて、メンバー一人ひとりの挑戦と成長を後押しすることです。
先日、若手メンバーの一人が自身で試行錯誤し設計した案件を初めて受注できたとき、自分のこと以上に嬉しく、大きなやりがいを感じました。
チームのメンバーには、設計者として、自分の設計意図に妥協のない設計者になってほしいと考えています。そのために、私は「任せる勇気」を持つことを大切にしています。私自身、責任のある仕事を任されたことで、技術者としての判断力や課題解決能力が養われたからです。もちろん、ただ任せるのではなく、事前にメンバーと綿密に打ち合わせを行い、案件の方針や懸念点を共有し、彼らが安心して挑戦できる環境を整えています。技術やノウハウを伝えるための勉強会も開催しますが、一方で、「考える力」や「やり抜く力」は、自分自身の経験からしか得られないと考えています。
現在、チームで超高層ビルの熱源設備改修という大型案件に取り組んでいます。こうした大規模プロジェクトは、技術者として挑戦し、大きな自信を築く良い機会だと考えています。メンバーにはこの経験を通じて、自身の専門性を高め、さらなる高みを目指してほしいと願っています。
人を育て、チーム全体のパフォーマンスを向上させることが、結果としてお客様への価値提供につながり、ひいては当社の未来を創ることになると考えています。これからも、個々の力を最大限に引き出し、技術者集団として社会に貢献し続けていきたいと思います。