老朽化対策と35.5%の省エネを両立
空調・電気・水の刷新で
災害に強く経済的な医療環境を実現
医療法人 あかつき会 はとがや病院様
建物の竣工から20年以上が経過し、インフラ設備の老朽化が大きな課題となっていた中で、水光熱費の高騰対策や BCP(事業継続計画)の観点も含めた抜本的な見直しを実施しました。段階的な設備更新で経済的負担を抑えつつ、エネルギー使用量削減やコストダウンを実現。安心・安全な施設環境へと刷新されました。こうしたお取り組みについて、その背景や具体的な内容を伺いました。
導入の目的・背景
当院は竣工から20年以上が経過しており、それまで大規模な設備更新を実施していなかったため、電気・空調・給排水など各種設備の老朽化が課題となっていました。また、東日本大震災以降は、非常時の水確保といった BCP の観点でも改善が必要でした。
さらに、水光熱費が年々高騰している状況も踏まえ、省エネ化と経費削減の両面から設備更新に取り組む必要があり、そのような課題を総合的に支援していただける企業を探していました。
導入後の効果
ご提案いただいた当初、当院のキュービクル・分電盤、空調設備(パッケージエアコン、チラー、ファンコイルユニット)、井水利用設備など、多岐にわたる老朽設備の更新が必要な状況でしたが、キャッシュフローを考慮した更新優先度の整理と段階的な工事により、経済的負担を抑えつつ必要な設備更新を安全に実施することができ、大変助かりました。その結果、GHP(ガスヒートポンプ)から EHP(電気ヒートポンプ)への更新によりエネルギー使用量が約 35.5%削減され、さらに井水利用の導入により年間約125万円のコスト削減を実現できました。
導入システムの提案や
施工について
設備更新の優先順位に沿った計画的な施工が可能となりました。
施工前には丁寧な現地調査を行っていただき、施設の状況に最適な工事内容をご提案いただきました。また、補助金の活用や制度融資の案内もいただけたため、法人として無理のない投資判断ができました。
病院という性質上、患者様がいらっしゃる中での工事となりましたが、騒音や作業時間への配慮を徹底いただいたおかげで、クレームもほとんど発生せず、安心して工事を進めることができました。
お客様の今後のご展望・
お取り組みについて
主要な設備更新が一通り完了したことで、当院としては安定した施設運営が可能となり、職員からも好評です。従前は、夏場に空調が停止するなどのトラブルもありましたが、現在はそのような心配がなく、安心して業務に取り組めています。
今後は、更新した設備を安定的に稼働させるための適切なメンテナンスを継続するとともに、病院全体の中長期的な更新計画も見据えながら、引き続き良質な施設環境の維持に努めていきたいと考えています。
竣工年月の詳細
- 2013年〜
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水インフラの最適化
オンサイト浄水処理サービスの
導入
- 2016年〜2017年
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熱源・空調の大規模刷新
・熱源機の更新
(モジュールチラー化)
・空調、受変電設備の改修
(GHPからEHPへの転換、電気設備増設)
- 2018年〜2019年
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電気・照明・厨房設備の更新
・分電盤(全3期)および
照明(795台)のLED化
・厨房給気ファン更新
- 2020年〜2022年
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空調端末・
防災インフラの強化・ファンコイルユニット更新
(全3期)
・非常用発電機の更新※細かな修繕、追加工事は省略しております。
杉の木CO2年間吸収量の記載について
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杉の木CO2年間吸収量換算値は、林野庁「森林はどのくらいの量の二酸化炭素を吸収しているの?」の値より算出しています。
CO2年間吸収量8.8㎏=杉の木1本。