FITからFIPへ
~再エネ併設型蓄電池によるエネルギー有効活用~


出力抑制が全国的に広がる中、当社はFIT制度利用中の太陽光発電所をFIP制度に移行し、蓄電池を併設しました。
DREAM Solar茨城桜川Ⅱは東京ガス株式会社様と、DREAM Solar千葉佐倉は株式会社三菱総合研究所様と共同実証事業を開始しました。当社は、保有する160カ所(2024年2月時点)以上の太陽光発電所の設計から建設、運用・保守そして、リパワリングまでの一貫した経験に基づき、発電所ごとに蓄電池併設システムの最適容量を算出しています。今回の事例ではFIP制度移行にあたり、蓄電池の接続方式を当初設計のDCリンクから、FIP基準価格維持のためACリンクに変更しました。既存PCSとの利便性を考慮した機器システム構成により、システム間の連携がシンプル化され、イニシャルコストの低減につながりました。今後は、出力抑制が増加傾向にある九州、中国、四国などのエリアでも、蓄電池導入を拡大し、kWhの最大化を目指します。

太陽光発電所のモジュール容量940kWdc、PCS容量は630kWac蓄電池容量は200kW/400kWh
スキーム図 東京ガス様とのFIP制度を活用した再エネ併設蓄電池の共同実証について


太陽光発電所のモジュール容量522kWdc、PCS容量は333kWac蓄電池容量は100kW/200kWh
スキーム図 三菱総合研究所様との再エネ併設型蓄電池事業の共同検討について

関連サービス
FIP転換+蓄電池で、
太陽光発電の力を最大限に
POINT 01
出力抑制により眠っている
再エネ電力を有効活用
出力抑制され売電出来なくなるはずの電気を蓄電池に充電し、夜間などに放電することで再エネ電力を有効活用できるようになりました。発電所のポテンシャルを最大活用して、脱炭素に向けた社会課題解決に貢献していきます。
POINT 02
FIP+蓄電池併設太陽光発電所
の実績
当社は、FIP制度の導入をいち早く見据え、蓄電池との組み合わせによる太陽光発電所の新たなビジネスモデルを構築しました。新制度の策定を見越した発電所を適切なリスクをとって建設していたことで、制度変更にも柔軟に対応することが出来ました。